個人ブロマイドが枯れた推しからありがとうって言われた

どこかの舞台俳優のオタクAの2019年振り返り備忘録。

 

 今年、初めて個人ブロマイドを全部買った。一部では「枯らす」と言われる行為。私は初日から千秋楽まで枯らそうって思わなかった。というか枯れると思っていた。そのくらい推しの演技が素晴らしくてこれは全人類がファンになる……って本気で信じた。

 

 しかし、あったのだ。ブロマイドが千秋楽が終わってもまだそこに。終演後に買い忘れてない?

 

 千秋楽はカーテンコールまで良かった。いや、毎日毎公演良かった。それは冷静に考えれば推し盲目フィルターがかかっていたのだが、前回や前々回の舞台よりも演技の幅が広がったことを知っているからこそ泣いて感動した。

 だから全てが終わった千秋楽後に居ても立っても居られなくて推しの個人ブロマイドを買い切った。

その物販のやり取り。

 

私「推し、何セットありますか?」

物販の人「すみません、こちらからはお答えできません」

私「じゃあ、10ください」

物販の人「はい」

購入。

私「まだありますよね?」

物販の人「ここにはあと4セット……あ、倉庫見てきます」

少し待つ。

物販の人「ありました」またも枚数を教えてくれないのでここから競りのようになった。

私「じゃあ20ください!」

物販の人「はい、用意します」

購入。

私「まだありますよね?」

物販の人「ありますね」

私「うーん(ガチ無限にあったら流石に無理だけど……)今の倍の40ありますか?」

物販の人「……ありました」

購入。

私「まだありますか?」

物販の人「ありますね」

私「じゃあ――」

と繰り返して最後には追加100!って言ったら残り20もなくて一人心の中で笑った。

※フェイク有り

 

 合計何枚だとかをここで記すこともしないけど、枯れたときには虚無一つもなくて達成感しかなかった。後悔は今もない。終演後なのでSNSに速報が載ることはない。ただ推しには伝えたくて手紙に書いた。

『演技が最高すぎて終演後にブロマイド全部買っちゃった!』

(推しと私はお互いタメ口の了承がある)

とちょっと脳が融けたような手紙を出した。

 

 しばらくしてイベントの接触にて推しと話せる機会があった。

 こんにちは~から始まってこの前の舞台良かったよって伝えたら

 

推し「ブロマイド全部買ったんでしょ?ありがとう!嬉しかった。俺、愛されてるなあ」

私「うん!推しくんはそのくらいの価値ある役者なんだよ!」

 

 本気でこの話が出ると思わなかった。誘導したわけでもない。感謝を伝えてくれる推しだけどこのテーマに触れるとは。配慮をしてくれた推しに驚き、素直に嬉しかった。

 

 人間って見返りを求めるからファンサが欲しいという気持ちに何も罪はないと思う。行為がもらえるなら欲しいけど今回の場合は舞台にいる推しが良すぎてそれがファンサだった。だからそのお礼として個ブロを買った。ここでwin-winだったのにかなりのプラスアルファを貰った。

 これを外部にペラペラ言えば『マウント』だと受け取られるし、話して何も意味がないので理解のある非オタ友人にしか話していない。推しだってもう忘れてると思う。

 

 どのくらいあるのか見当もつかなくて堂々と全部あるだけくださいって言えるほどの余裕もない。TOでもないただのオタクだけど枯らせてよかったなあ。

 ちなみに味は占めていません。自分の優先順位をみて購入しています。自分が楽しむためにオタクしているからチケットが最優先だったりする。それでも2019年でたった1度ブロマイドが枯れて満足したなあという懐古をしただけでした。

 

 制作側には終演後という忙しいところに手間を取らせてしまって申し訳ないです。ごめんなさい。

 

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